富永久美子(当センタースタッフ)

はじめまして、私は富永久美子と申します。私はネイティブウォーキングインストラクターとして、当センターで日々歩き方の指導を通じて、足の疾患の改善に取り組んでいます。
実は私自身が元々は外反母趾でした。それを「歩き方の改善」で克服したことから、それを多くの方に広めたいと思うようになり、今に至っています。
私と同じような悩みを持つ方の参考になればと、そのことについてお話します。

 

 

私って、外反母趾だったんだ

整骨院を経営する主人は数年前から、外反母趾について情報をいろいろ集め、勉強会にも数多く参加していました。

色々な治療法がある中、多くの治療法を試してみていたようです。

しかし長年芳しい結果につながる治療法は見つからず、どれも良い結果は生まずじまい。

そんなこともあり、外反母趾の改善をあきらめかけていたようです。

その中で、幸運な出会いからネイティブウォーキング協会の中島先生を知る事となり、外反母趾の原因は歩き方にある事を知ったのです。

主人はこれだ!と叫んでいました。詳しい話をお聞きしに行くことになり、大阪だし私もついて行こうと軽い気持ちで、私も一緒にセミナーに参加しました。

そのセミナーの中で足の計測をしてもらう機会があり、そこでビックリしたのが、私が外反母趾だったということです。しかもすでに軽度ではなく中程度の!

その時の測定データがこちら↓

外反母趾について少しの知識はありましたが、自分には関係ないものだと思っていました。

なぜなら足に痛みなどの症状も全く無いため、それについて特に困るということがなかったからです。

足の指の角度など気にした事もなく、足の測定など一度もない受けたことがありませんでした。

ですので、自分が外反母趾であることすら知らない状態だったということです。

しかし外反母趾はもし痛くはなくとも、全身の不安定を引き起こし全身に様々な影響が出ているはずとのこと。

それらの症状を例に挙げていただくと、腰痛や肩こり、足のむくみやだるさなど、心当たりがたくさんあるのです。

それまでの私は、それぞれの症状の原因など考えたこともなく、若くないんで色々な症状がでてくるんだろうと、自分のなかで何となく納得していたのです。

自分の姿勢に関してはかろうじて(笑)、良くはないな~と思っていました。

しかし日々行う歩く事については、自分の歩き方がどうか?などとすら考えた事は有りませんでした。

歩き方に良い・悪いがあるなどと、考えたこともなかったのです。

しかしそれが大きく影響し、今の私の悩みの症状を作っていることを理論的に解説いただくことで、視界がパァーッと開けるようでした。

「そうやってつながっていたのか、ということはそれを改善すれば、私はもっともっと元気に若々しくなれるのかも!」

そう思い歩くことを勉強、実践してみようと思ったのです。

 

間違いだらけだった外反母趾治療

外反母趾の治療に関しては足ゆびのグーパー運動、タオルつかみ運動などによる筋力強化や、サポーター、テープによる固定治療などが広く知られている治療法ではないでしょうか。

私もそう思っていた内の一人でした。しかし、セミナーを受講してみると、それらは足にとって、すべて逆効果とのこと。

一般に知られていることとまるで違っていて、衝撃的を受けました。

今まで正しいと思っていた事はなんだったんだろうと!だから世の中的に、外反母趾は治らないとされているだけだと、やっと理解できました。

やるべきことは、問題の原因である「歩き方」の改善。理にかなった歩き方を身に着けることでした。

今まで歩き方について考えたことなど無かった私ですので、講義中も初めは、何のこと?と頭の中ではてなマークが踊っていました。

人体の骨の約4分の1は足首から下に集まっている為、歩くこと時にはこの多くの骨や関節の適切な動かし方が必要になるということ。

その間違いが私達の体にどれだけ大きな影響を及ぼすのかと言うこと。内容はどれもなるほど、理にかなっているとうなずけました。

本当の原因を知り、それを取り除く為にしなくてはいけない。

変形した形を元に戻そうとするのではなく、私たちは正しい歩行動作を行うだけ。

そうすれば後は体に備わる自然治癒力が働き元の形に戻してくれる。

このシンプルな事が体にとってとても重要だと深く思い知らせれました。

 

悪戦苦闘の日々

受講後、自分が外反母趾、扁平足である事がわかり、とにかくこれを改善して見せよう、と思いました。

まずは立ち方の練習からです。

正面から見る機会は多々ありますが、横からの姿を見る事はあまりありませんでしたので、自分の姿勢の悪さ、背中の丸くなった年配のおばあさんみたいな姿に、衝撃を受けました。

姿が映る物があれば、所構わず姿勢のチェックでず。

その後は、歩き方の練習です。

どうしても前のめりのくせにが抜けず、初めはロボット状態のカチカチ歩きでした。

カカト、ヒザ、カカト、ヒザと教えられたことを呪文のようにブツブツ言いながらの練習です。

なかなか上達しませんでした。繰り返し、繰り返し頑張りました。

するとある時から、練習していると、あ!これか!と感覚的にわかってきまたのです。

しかし、その感覚がずっと持続するわけではなく、なんか違うと感じる事との繰り返し。

また姿勢を正し、足を先に、前のめりにならない、後重心、と教えられたことを再確認をして練習。

そうやって少しづつ、少しづつわかってきました。

 

身をもって実感!

地味で地道な繰り返しの練習の中数カ月が経ち、何となくの手ごたえが出てきていました。

歩行の映像を中島先生に確認していただいても、悪くはないとのこと。

そんなある日「そろそろ足の状態を測ってみましょうか」との提案をされました。

私は外反母趾の痛みはなかったので、足の痛みの変化を感じられるわけではありません。

なので不安はありましたが、とにかく少しでもいいから何かの変化があれば、今後のやる気につながる。

そう思って、思い切って測ってみました。

その時の結果がこちら↓

そうです。改善していたのです。

中程度だった左足の外反母趾は、軽度をさらに下回り正常値まで達しているではありませんか!

中島先生のお話を疑っていたわけではありませんでした。

しかしやはり足指には全く触らず、歩き方を変えただけでそこまですぐに大きな変化は、、、と思っていたのは事実です。

しかしたった数カ月でこの変化。

うれしくてすぐに中島先生に報告すると、「それにつれて肩こりや腰痛は、必ずましになっているはずですよ」と言われました。

そういわれて振り返ってみると、確かに感じないのです。肩こりや腰痛、足のむくみが!

あまりにも自然に消えて行っているので、それは改めて振り返らないとわからないほど。

そういえば体も軽く、疲れにく。姿勢はもう以前の背中の曲がった姿は、遠くなっているのです。

 

あきらめないで大丈夫!

私はこうして、歩き方の改善の絶大な効果や重要性を自分の身をもって体験しました。

私自身、まだ完ぺきとは言えません。改善の余地はあります。

しかし、とにかくこのことを多くの方に伝えたい。

外反母趾は改善するよって、教えたい。

あなたの足の悩みはあきらめなくていいんですよって、気づかせたい。

もっともっと健康で、元気で若々しくなれるよって、知らせたい。

自分の経験から、そんな強い思いに突き動かされて、今の毎日があるのです。

外反母趾や足の悩みを抱える皆さん、ぜひ一度ご相談ください。

あなたと同じような立場だった私が、精一杯お力になります。